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ビジター滞在許可証更新 必要書類まとめ&受け取りまで【2018年6月@パリ】

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先ほど終了したフランス vs アルゼンチンで最高の試合を見せてくれたフランス。

試合終了後は外から歓声やクラクションが大きく聞こえてきました✨

ワールドカップ期間中はどこも賑わってお祭りの雰囲気がいいですね😊

 

さてさて、今日は2017年5月に取ってきたビジタービザ、1年経って更新の話です。

昨日(2018/6/30)ようやく更新の手続きができたので、必要書類等まとめておきたいと思います!

 

 

さて、私はというと、

前にも記事に書いた通り、4月に行った1度目の申請では、

書類が足りずに追い返されてしまいました。。(笑)

フランスの銀行の残高証明と、新たな1年をカバーする長期旅行保険の書類が足りなかったのですが、今回はしっかり準備して万全の体制で行きました!

結果から言うと、無事受け付けてもらえて、あとは滞在許可証が発行されるのを待つのみとなりました。

銀行の残高証明の書類について、窓口でまた少し危なっかしい流れがあったので、それも含めて、記しておきます。

 

まずはアポを取りましょう

そんなわけで私は1度目の申請の時に、今回の申請のアポを直接とったのですが、

これから申請準備だぞ〜という方は、まずアポをとることから始めてくださいね。

パリの場合は、Préfecture de Policeが管轄で、ここからアポをとるようになっています。

私は1回目の申請の時、2月に予約して、4/10に取れました。あまり選択肢も多くなかったと記憶しています。

3ヶ月前から取れるはずなので、早めにとることをおすすめします。

 

ビジタービザ更新@パリ 必要書類まとめ

※ 2018年6月時点のパリでの情報です。これはあくまでも私の場合の必要書類なので、各自管轄のPréfecture de Police等のHPなどで確認して準備してください。

 

まずですが、私は、下記のService PublicのHPから必要書類のリストを探しました。

 パリの場合はこのページから、パリのPrfecture de Policeの滞在許可証関連のページに飛ばされますが、その後いっぱいクリックしないといけないので、すっ飛ばしてビジターの更新必要書類一覧のページに行きたい人はこちらへどうぞ。

 

私は、1度目の申請ではこのリストに沿って揃えていったのですが、結局足りないものがあったので、「日本人のブログ等に書いてあるけど、このリストには書いてないなぁ」という書類があれば、それは準備していった方がよいでしょう。

書類は全て、念のためコピーもとっていきました。 

 

1. 現在持っている滞在許可証

全てパスポートに貼られていると思いますが、最初に日本の大使館で貼ってもらったVISAの紙、フランスに来てからOFIIで貼ってもらったシール等々。

私の場合は1度目の申請に失敗してレセピセをもらっていたので、それも忘れずに持って行きました。

2. 国籍や国民情報を証明する書類

(1) パスポート
(2) 戸籍謄本

私は日本に一時帰国した際に役所で出して、外務省に送ってアポスティーユをもらったものを、パリで法定翻訳家の金岡直美さんに翻訳していただきました。

原本は持って行った際にチェックされましたが、コピーの方を保管用に提出となりました。コピーかならず取っていってくださいね。

(3) その他(結婚している方、子供のいる方)

私は該当しないので曖昧ですが、配偶者の身分証やお子さんの戸籍などがいるようです。各自ご確認ください。

3. 3ヶ月以内の住居証明

私は彼の父親の借りているアパルトマンに滞在しているので、(3)のみに該当でした。(1)や(2)に該当する方は、詳しくは各自ご確認ください。

(1) 公共料金の領収書、または家賃の支払い証明など
(2) ホテル滞在の場合

ホテルからの証明と直近の月の支払い証明

(3) 第三者の提供する住居に滞在の場合

・日付とサインの入ったattestation de l'hebergeant

こういう文章をWordで作って、下部にサインだけしてもらいました。

[住居提供者の名前]
[住居の住所]
[住居提供者の電話番号]

Paris, le [日付]

Attestation de l’hébergement

 

Madame, Monsieur,

Je soussigné [住居提供者の名前], né le [住居提供者の誕生日] à [住居提供者の生まれた地名] et demeurant [住居の住所], atteste sur l’honner que [申請者の名前], née le [申請者の誕生日] à [申請者の生まれた県], Japon est hébergée gratuitement à mon domicile situé au [住居の住所], depuis le [前年から住んでいる場合、住み始めの日付], et elle y sera hébergée gratuitement encore pour une durée d’un an.

Veuillez agréer, Madame, Monsieur, l’expression de mes salutations distinguées.

 

[住居提供者のサイン ]

 

・提供者の身分証明書のコピー

パスポートのコピーを持って行きました。

・アパルトマンの直近月の家賃支払い証明(または公共料金の支払い証明)

コピーしたものを持って行きました。私は念のため、これに加えて賃貸契約書をコピーしたものも持っていきました。

 

4. 証明写真3枚

35mm x 45mmの無帽、無背景のもの。

私は最初、日本への一時帰国時に駅の証明写真の機械で撮ったものを持っていったら、「マドモワゼル!背景が青いのはダメよ!白じゃないと。」

と、その場の機械で撮り直しさせられました。。(笑)

そういえば、なぜ日本の証明写真って背景青いんだろう。

最初の申請(4月)で3枚使用し(2枚が書類用、1枚はレセピセ用)、

2回目の出直しの時にまた滞在許可書発行までのレセピセをもらうのでもう1枚使用しました。

 

5. フランスで労働しない旨の申請書

リストに「手書き」と書かれていたので手書きで書いていったら、窓口で「手書きはダメよ」と言われ、あちらが用意した用紙に名前と日付だけ書かされました。

なので、とくに予め準備する必要はありませんでした。

心配であれば、白紙とペンを持っていって、必要なら現地で書くので良いと思います。

 

6. 銀行の残高証明

私は最初の申請でこれを日本の銀行の書類(英訳)を持っていってはねられたので、ちゃんとフランスの銀行のものを持っていきましょうね^^;

 

残高証明

SMIC(最低賃金)の12ヶ月分くらいの額を入れたもの。

2018年のSMICは1,500€くらいだったので18,000€くらいの計算になります。

私は滞在に家賃がかかってないこともあり、そういうのも考慮してくれるようで「そんなになくてよい」と最初の申請のときに言われましたが、一応そのくらい入れていきました。

私はBoursoramaというネットバンクを使っていて、電話したらすぐ発行してもらえました。残高証明は attestation de ressources と言います。

メールでもらったPDFをカラー印刷して持っていって、特に問題なかったですが、一応原本を郵送で送ってもらえればよかったかな、と少し心配でした。

直近3ヶ月の利用明細

これは私は用意がなく、窓口で少しもめました。。

必要だと思ってなかったので用意してなかったのですが、ネットバンクなのでその場でログインして明細を出してメールで転送するように言われました。

ただ私の場合、4月に1回目の申請の際に「フランスの銀行が必要」と判明したため、

口座を作ったのが5月、そこからTransferWiseを使って日本からの送金を何度かにわけて・・とやっていたので、利用明細も何も、履歴というとほとんど日本からの送金の記録しかないのでした(笑)

しかもいざBoursoramaにログインしてみると、利用明細は毎月の月末日にしか発行されないようで、私はまだ5月の分1枚しか出せない状態。

状況を細かく説明して、担当マダムが上司に確認している間15分ほど待たされました。

当の上司との相談がなんとまる聞こえだったのですが、「なになに、日本人なのね?」という言葉が聞こえたあとに、「じゃぁok!」となっていたので、少なからず日本人の信頼ある国民性に感謝したのでした。。(この件、根拠はありませんので、軽く聞き流してくださいね^^;)

結果としてOKは出ましたが、基本的には3ヶ月の明細がないとダメらしいので、みなさん忘れずにご準備ください。。

 

7. 1年間カバーする長期海外旅行保険

日本でのビジタービザ申請の時もありましたよね。

Préfecture de Policeのリストには載ってませんでしたが、今回も必要です。

私は前回と同じく、ASSETSで申し込みました。

ビジター用の保険は☝️この日本語ページには載ってないようなので、お問い合わせフォームから問い合わせると良いと思います。日本語okメールでの対応で、いつも迅速なので助かっています。

お支払いをすると自動で保険証はPDFで送られてきますが、郵送で保険原本を送ってもらうよう、メールでお願いしました。

(が、郵便局のトラブルで期日までに届かず、(というか結局いつまで待っても届きませんでした。)結局事務所まで取りにいきました・・郵便局、手紙なくしすぎ!(怒))

 

滞在許可証受け取りはいつ? 

全ての書類がチェックされてok!となると、レセピセを発行してもらえます。

このレセピセ、ペラペラ1枚の紙ですが、正式な滞在許可証が発行されるまでの間、合法滞在を証明してくれる大切な紙です。

レセピセの有効期限内は、パスポート、期限切れのVISAや滞在許可証、そしてこのレセピセをセットで持っていれば、他の国への旅行も問題ありません。

私は9月末までの有効期限になっています。

 

マダムが言うには、申請受理から2ヶ月以内にSMSやメールで、滞在許可証出来上がりの連絡があるそう。

その際、受け取りのアポイント日が指定されるそうですが、その日に行けない場合は、特に連絡する必要もなく、レセピセの期限内で都合のいい時に取りに行けばいいそうです。

私は7、8月は丸々フランスにいないので受け取りどうしよう・・と思っていましたが、9月に行けばよいみたいで、ホッと一安心。

 

(追記)

その後、8/31にSMSが届き、9/12に受け取りにくるようにとアポが来ました。

パリの場合、受け取りは申請と同じ、CitéのPréfécture de Policeです。 

 

滞在許可証受け取りに必要なもの

さぁ、新しい滞在許可証を手にするのも、もうすぐです!

届いたアポのお知らせSMSにも記載があると思いますが、受け取りに必要なのは下記のものです。

 

1. パスポート

お忘れなく。

2. 以前の滞在許可証

前年の滞在許可証(Titre de séjour)。通常はパスポートに貼られているので、パスポートを持っていけばokですね。

3. レセピセ

申請の時にもらったレセピセを、忘れず持っていきましょう。

4. 269ユーロの収入印紙

届いた受け取りアポの連絡のSMSにも「tax à payer : 0268 EUR」、持ち物に「TIMBRES」と記載されていましたが、これは発行手数料として269ユーロ(2018年9月現在)の収入印紙を購入して持ってきなさい、ということです。

収入印紙はTIMBRES FISCAUXといって、Tabacでも買えるようですが、ネットでささっと買うことができます。

Préfécture de Policeでは買えないので、必ず前もって準備していきましょう。

 

①フランス政府の収入印紙購入HPにアクセス

https://timbres.impots.gouv.fr/

②Acheter un timbre électroniqueの「Débuter l'achat」をクリック

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③「Titre pour étrangers」をクリック

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④金額に269と入力し、「Valider」をクリック

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※2018年9月時点の金額なので、もし変更されていたら指定された額で入力してください。

⑤右下に現れた「ajouter au panier」をクリックし、確認画面が出たら「voir mon panier」をクリック

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⑥金額と枚数に間違いがないか確認したら、支払い証書を受け取りたいメールアドレス、もしくは電話番号(SMS受取)を入力します。私はメールにしました。

入力したら、右下の「Valider le panier」を押します。

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⑦支払いに使うカードの種類を選択し、カード情報を入力し、「Valider」を押します。

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カードによってSMSで送られてきたコードを入れる認証などがあることがあります。

 

⑧支払いが完了すると、右下に「Télécharger」というボタンが出て、印紙のPDFがダウンロードできるようになります。(画像のスクショ撮り忘れました😭)

メールアドレスを入力した方は、同じPDFがメールで届いているはずです。

そのPDFを印刷して、アポの時に持って行きましょう。

2枚綴りですが、2枚目(画像右)は領収書なので、提出の必要はありません。

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これらを忘れず持ったら、あとはもらいに行くだけ。

私が行った時は結構待ちました…受付でレセピセを渡して、整理券をもらってから1時間は待ちました😭

受け取りだからすぐだろうと、後に予定を入れるとちょっと焦るかも。

余裕持っていきましょう^^

去年のVISAはパスポートに貼られるシールだったけど、今回はピンク色のカード式の滞在許可証がもらえました♪

期限は、書類を提出した日から1年と少しくらいの日付でした。(私は書類提出が2018/6/30、有効期限が2019/7/9でした)

 

まとめ

ビジタービザ更新に必要な書類をまとめました。

繰り返しますが、これは2018年6月申請、9月受け取りのパリでの私の場合の事例ですので、必ず確認したり問い合わせしたりして、各自の状況に合わせてご準備ください。

そしてここフランス、担当者によって言うこともまちまち、実際の必要書類も違う、なんてこともしょっちゅうです。。

心配な点は2、3度でも問い合わせて確認しましょう!^^;